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SEについて(i'm home)

i'm home 二回目のライブ無事終えました。

ご来場のみなさま、ありがとうございました。

THREEの高木くん(斜陽メンバー)との共同企画、って感じで親交のあるバンドをお呼びして開催しました。結構直前の出演依頼だったのですが、出てくれたみんな、ありがとう。これからも面白い音楽やってこう。

 

▼2013.9.22@下北沢THREE

>>>setlist

(SE) J.J.Barbier / Gymnopedie No.1(Satie)
1 - さよならを教えて
2 - もう、無理
3 - 石の薔薇
4 - 日々の泡
5 - 一週間
6 - 空の下屋根の中

 

SE(演奏前に流す音楽)を導入しました。今回はその説明なぞを。

 

 

エリックサティ作曲のジムノペディ。どこかで聞いたことのある曲だと思います。SEでは第1番から第3番まである3曲の内の、第1番「ゆっくりと苦しみをもって」を使用しています。

 

ジムノペディ」は、古代ギリシアの神々を称える舞踏の祭典「ジムノペディア」の描かれた壷を見た際に、インスピレーションを得て作られたそうです。そのお祭りは、ギリシア全土から青少年を集めて全裸で踊る、というなんとも破廉恥なあれなのですが。。。

 

この前のライブで、楽器のセッティングを終え、メンバー全員ステージに残ったままこの曲を流した時「お、はじまるぞ」って集まってくる皆様の姿に壇上でちょっとニヤケてました。よし、みんな全裸で踊れ、って(ごめんなさい)。なんにせよ儀式(ここではライブ)のはじまりにはぴったりかもな、って思いました。

 

また、サティは自分の作品全体の傾向を称して「家具の音楽」と呼んでいました。お客さんの注意を惹きつけるのではなく、お客さんの思考・お喋りを邪魔しない家具のような存在。そのため、現在のイージーリスニング、アンビエントミュージックの始祖とも呼ばれています。

 

今回はジャン・ジョエル・バルビエ演奏のものを流しましたが、ピアニストによって全然雰囲気が変わるので、いろいろ変えるのも面白いな、ってさらにニヤニヤしてることをお伝えして。了。